いろんなことが、うまくできない気持ちになるときがある
ダメだと分かっているのに怒ってしまったり
どうしてもイライラを消せなかったり
自己嫌悪や
うっかりついてしまった嘘
そんなときにも忘れないでいてほしいこと
私たちは、全て
全て同じように
とても綺麗で純粋なポテンシャルを持っているのだということ
それは、時に曇ってしまったり
泥に埋もれてしまうことはあるけれど
決して壊れることはない
私たちの持つ嫌な気持ち、怒りなどは
消してしまうことができる、壊せるもの
嫌な気持ちは一時的なもので
私たちは、変わり続ける
ダメな自分さえも、変わり続けるもの
「永遠にダメ」な自分というものは存在しない
人生、よいときも、悪いときもあったように
私たちのポテンシャル
その温かな金のかたまりは
嘘をついてしまった心の中にも
嫌なことを言ってしまった心の中にも
怒ってしまった心の中にも
壊れることなく
光を失うことなく
いつも、そこにある
だから私たちは
コインを裏返すように
「ダメな存在」から「いい存在」になる必要があるわけじゃない
小さな子供が
「ダメな子だね」と言われ続けてしまうととそう信じてしまうように
私たちも
自分をダメだと思い続けてしまったことで
いつの間にかそれを信じてしまっただけ
私たちに大切なのは
自分のポテンシャルの埃を拭って
それをそっと育ててあげるだけ
たとえば、小さな子犬を見て心の湧き上がる温かな気持ち
たとえば、目の前で困っているおばあさんを助けてあげたいと思う気持ち
たとえば、家族を失ってしまった人を見て痛む心
そういう心が
私たちの温かいポテンシャル
私たちは、ただ、それをそっと育ててあげるだけでいい
忘れないように
そっと優しく
埃を払ってあげるだけでいい
落ち込むことがあったら
その私たちの心のポテンシャルを対象に
ぜひ瞑想してみてほしい
呼吸に意識を傾けて
心を落ち着けて
それから
そっと私たちの心に意識を集中すれば
その温かい気持ち
本当は知っている、自分の優しさ
温かい部分を見つけられるはず
それを輝かせるには、難しいことは必要なくて
ただ、曇っている埃を払ってあげるだけ
そっと温めて
その輝く光を大きくしてあげたらいい
そして、周りの人たちのことをそっと考えたら
誰もが、その金の柔らかい光を心から発していることも見えるはず
私たちは
みんな同じように
絶対に壊れることのないポテンシャルを持っている
そのポテンシャルを
みんなで育てていけたら
世界はもっと
どんどん温かく輝いていく